大きく息を吸いこんで
この日に言葉の花束をこしらえるようになって、5回目の春が来たようです。
はじめて書いたときは地元にいたわたしも、ひとり暮らしにすっかり慣れて。
春の日差しが差し込む自室で、かたかたと言葉を紡いでいます。
やまだくん、お誕生日おめでとうございます!
やまだくんはこの日を迎えるにあたって、どんなことを思っているのだろうなあ。
年を重ねることについてのやまだくんのお話のかけらたちをかき集めて考えると、
前向きなことも、そうでないことも、たくさん考えているのだなと感じます。
不安なこと、悩んでいること、
すべて知ることはできないし、無理に教えてほしいとも思いません。
やまだくんが選ぶひとつひとつの選択、伝えてくれることを大切に抱きしめながら、
やまだくんがこちらに見せてくれる(ことを選んだ)世界を愛していたいです。
「伝えたいこと 伝えないこと 僕の中で重なっていくんだ」
やまだ担であるわたしは、あなたが歌うこの言葉をとびきりの優しさだと受け取ることができます。
これは間違いなく、これまで幾度となく見せてくれた真摯な姿のおかげです。
「自分のために、何かをしてみる」「自分を大切にする」
やまだくんがこれからこう生きたいんだと教えてくれて、それをこちらに伝えてくれて、
わたしは本当に嬉しかった。
やまだくんが自分のためによくばりに、やりたい放題に生きている世界、
(スーパー深呼吸)
なんて素晴らしい世界なんだ〜!!
やまだくんが呼吸をしやすい世界でしあわせに笑えていれば、それ以上望むものはありません。
わたしはそれを、いいぞ、いいぞ〜!!って、
拳を突き上げながら後ろから見ています。
10の位がひとつレベルアップして始まる、きょうからの未来。
希望しかないなとわたしは思うから、やまだくんもそう思えているといいな!
そして、やまだくんが節目の年を迎えたということは、10年遅く生まれてきたわたしも、まもなくひとつの区切りのときを迎えるということになります。
家族や友達に対してするのと同じように、やまだくんにも心からのありがとうを伝えたいです。
出会ってくれて、わたしの人生の登場人物となってくれて、本当にありがとう。
人生の多くの時間、わたしはあなたのことを大好きでい続けています。
人生と呼べるほど大それたものではない、ちいさな生活のすみずみまで、あなたの存在がありました。
思い返したくもないほどつらかったときも、
とくに何も起こらない平凡な灰色の日も、
多くの人から祝福された喜びの瞬間も、
わたしのことを知らないあなたが、そばにいてくれました。
あなたに出会えたから今のわたしがいるのだと、言い切ることができます。
わたしは出会う人の縁に恵まれているなと感じることがよくあるのですが、やまだくんをすきになれたことももちろんそのひとつです。
眩しいくらいにかっこよくて、
それなのにふんわりと優しくて、
人並外れた輝く光をたくさん持っていて、
それなのに泥くさく戦い続けていて、
すきになったそのときからずうっと、
わたしにとってあなたは、世界でたったひとりの王子様です。
そしてこの一年の変化としては、
やまだくん一色だったこれまでのわたしの「すき」の世界に立つ人が、ひとり増えました。
今まではすきを向けることばかりしていたから、そのきもちが自分に向けられていることを実感するといまだにそわそわしてしまいます。
見返りなど求めずに、どうしてここまで優しい気持ちを贈ってくれるのだろうと、ふしぎにすら思います。
そのきもちを直接言葉にしてもらうことも、表情や行動から感じることも、じんわりと嬉しい。
すきを向けられてみてあらためて、やまだくんへわたしが贈る「すき」もそうであれたらと思うようになりました。
自分がどうあっても変わらずそこにいてくれる人がいることで、頑張れる瞬間がある。
愛されているという柔らかな確信のもとで生きることの幸せがある。
直接的になにかを届けることがむずかしい関係ではあるけれど、
ラジオやSNSを通して届ける言葉やコンサートであなたを見つめる表情で、
大好きでたまらないことや大切に思っていることが伝わったらいいな。
くるしいときに思い出してこころをふわっと包むような、
よしっと腰を上げるパワーとなるような、
重荷になるのではなく、お返しを求めるわけでもない、
そんなすきを携えて、ことしもやまだくんのうちわを振れたらと思っています。
節目を前になんだか締めくくりのような文章になってしまいましたが、もちろんこの恋はまだまだ終わりません。
この恋はハッピーエンドだってもうずっと前からわかっているけれど、まだまだすきでいたい。すきでいる!!
ことしで30歳になるあなたへ。
気持ちの良いすっきりとした5月の空気を吸いこんで、特大びっくりマークを添えて、伝えます。
やまだくん、だいすき!!