星空のオルゴール

しあわせの数を訊かれたなら

タイムカプセル

もみ消して冬 2019夏、セミオトコ とドラマの撮影が続き、
記憶屋 あなたを忘れない が1月17日に公開され、
燃えよ剣 の公開を控えていたやまだくんに、
さらに、大怪獣のあとしまつ という新しい演技のお仕事が決まりました。
(おめでとうございます!🎉嬉しいお知らせをたくさんありがとう!🎊)

🔗moeyoken-movie.com
www.daikaijyu-atoshimatsu.jp









というわけで。


個人的な将来の夢は? ―俳優の仕事でずっと活躍できていること。

という俳優 山田涼介の輝かしい未来を祈るきもちに、
より多くの方にやまだくんの出演作に触れてもらいたい、ほんのすこしでもそのための力になれたら、という淡い期待を添えて、きょうは言葉を綴ることにします。













映画の公開日が迫ってくると「3日後か、2日後か、1日後か、ってどきどきする」。

映画やドラマのクランクイン当日は今でも緊張するけれど、そんな感覚がきらいじゃない。


こんなふうに、やまだくんの素直なきもちを教えてもらったとき、わたしはとってもしあわせなきもちになります。
わたしも公開日や放送日が近づくにつれて浮き足立つきもちを抑えられなくなるし、そんなそわそわうきうきした感覚がいとおしいなぁと思っているから、やまだくんも似たきもちでいるのかなぁとなんだか嬉しくなる。
やまだくんもいっしょなんだ、とふくふくしたきもちになる。
テレビの前に正座して放送を待っている時間にも、
いつもよりすこしおめかしして背すじを伸ばして映画館の席に座るときにも、
慣れることのない胸の高鳴りを感じます。

それに、そんなやまだくんの言葉を聞くたびに、何度経験しても映画やドラマの撮影は特別なものなのだとわかります。
だから、作品を享受する側のわたしも、それらを特別なものとして たいせつに受け取っていたいなぁとあらためて思うのです。










人気アイドルでありながら、そこに驕ることも気取ることもなく、現場ではチームの一員に徹していて、スタッフが彼を「山ちゃん」と親しみを込めて呼んでいたのも、同志としてもプロとしても認めて敬っていたからだろう。

そう言われてみると、じゃんぷの「絶対的エース」なのに、やまだくんのことを「やまちゃん」と呼ぶファンは少なくありません。
あんなにもうつくしくてかっこいいのに、みんな「かわいいなぁ」「アライグマだね」と口を揃えてとろけているし、それでもやっぱりやまだくんは、ファンだけでなく同業者のみなさんやスタッフの方から一目置かれている存在です。
(……すこし脱線してしまいましたが、)
もちろん撮影現場での顔とわたしたちに見せてくれる顔は違うと思うけれど、根っこの部分はやはり同じなんだなぁと思います。わたしは、やまだくんのそういうところがだいすきです。


毎回毎回、役によって現場の雰囲気やスタッフさんとの距離感を考えてスタンスを変えているというやまだくん。

記憶屋 で共演した蓮佛さんが
「真面目で作品をとにかくいいものにしようと周りの人を巻き込んで作ろうとする方です」
とおっしゃっていたように、そのひたむきさは確実に周囲の方たちに伝わっています。

与えられたこと、求められていることをこなすだけではなく、自分で深く考え、そしてそれを行動に移すことができるやまだくんを、心から尊敬しています。

すごいなぁ…、どこまでもすごいひと。
決して妥協することなく、作品のためにならなんだって、自分の身を削ってでも行動することができるひと。
まっすぐで芯の強い 俳優 山田涼介の横顔は、とっても強くて、かっこいいのです。















私はこれまで、山田くんはアイドルである自分と俳優である自分のバランスに悩んだことがあるのではないかと思っていました。
周りから色眼鏡で見られることもあっただろうし、決して弱みを他人に見せない人柄の山田くんは、それを自分の中だけで消化することもあっただろうと想像します。
でもこの作品を通して、現場での佇まい、そして、完成作を見て、それは杞憂に終わりました。
山田くん、あなたは俳優として堂々とスクリーンに存在しています。

ナミヤ雑貨店の奇蹟 の初日舞台挨拶で西田さんから手紙をいただき、なんでこんなに分かるんだろう、とつぶやくように言って涙をこぼしたやまだくん。

「俳優のお仕事を頑張りたい」と言い切れるようになるまでに、どれほど悩み、苦しんできたのだろうと、ひとりで想像してしまいます。
それでも、そんな葛藤を感じさせずに、観ている人たちにどきどきはらはらの魔法をかけ、涙を誘ったりときめかせたりさせてきた山田涼介は、紛れもなくひとりの「俳優」です。

だからこそ、
「私とあなたは同じ俳優として同じ土俵に立っていると思っています。」
「私も負けないように頑張らないといけません。」
日本映画界を代表する俳優さんからこんな言葉をかけてもらったやまだくんを見て、わたしまで誇らしく、嬉しくなりました。(あのとき、やまだくんより先に泣いてしまってごめんね。)


今後、あなたがもっともっと俳優として大きくなることを心から願っています。
大丈夫、あなたの未来は明るい。

西田さんのこの言葉に、わたしは何度も何度も頷きました。
















そして、5月22日に公開を控えている 燃えよ剣
目の前に広がる大きなスクリーンで、そうそうたる方々のお名前と共に「山田涼介」の文字が並んだエンドロールが見られるのだと思うと、もうすでに胸がいっぱいになってしまいます。
(映画館に持っていくにはハンカチじゃ足りない、大きめのバスタオルを持っていかないといけないかもしれないなぁ…。)

やまだくんは撮影中、ブログや雑誌で「頑張ります」という言葉を繰り返していました。
撮影前の意気込みも、撮影中の感想も、ひとつひとつが俳優としての決意表明に聞こえて、強く強く印象に残っています。

毎日刀振りをして、自分の役である沖田総司の生い立ちを勉強して、お墓参りをして。
「なぜ自分が選ばれたのか」を考えながら原作を2週間かけて読み、沖田総司に対してイメージを作っていったというやまだくん。

どんどん痩せていくやまだくんを勝手に心配してしまったこともあったけれど、いいぞ!いいぞ〜!と後ろから見守っていることがわたしのいちばんの役目だと言い聞かせて、静かに応援していました。
胸をぎゅうっと締め付けられながらも、あらためてすきを実感していました。

そんなやまだくんを見ていて、今日の日はさようなら のときも、出演を知らされたのがクランクインの3日前という信じられない状況にもかかわらず、「すこしでも役のイメージに近づきたい」と収録が始まるまでなにも食べずに過ごしていたことを思い出しました。


どこまでも演じることに真摯なやまだくんは、言葉では言い尽くせないのが悔しいほどにかっこいい。












全然自信ないんですよね。納得することはないです。現場で一生懸命考えて演じても、放送を見るたびに反省点が見つかります。
納得したら終わりだし、自分の基準を高くして、自分に甘えないように心掛けています。

わたしは演技に詳しくないので知ったようなことを言えるわけではないけれど、このきもちが変わらず根底にあるやまだくんは、見たことのない景色をこれからも見続けていくのだと思います。「最高の景色」を更新し続けていくのだと思います。


それに、「自信はない」と言っても、鋼の錬金術師 が公開されるときのインタビューでやまだくんはこう口にしていました。

今最高のプレッシャーの中にいる。ただ、見ないで文句を言われるのは納得いかない。何よりもまず、見てほしい。

どこか自らを奮い立たせるようなやまだくんの言葉。
とんでもないひとをすきになったなぁと、泣きそうなきもちで思いました。

主演という立場であったということもあり、この言葉はとても大きな意味を持っていたのではないかと思います。
これはただの強い言葉たちではなく、やまだくんをはじめすべての方々が一丸となって全力で良いものを作り上げようと尽力したことの証明のように思えます。そうでないと、こんなことは言えない。
様々な意見を主演俳優として背負い、
作品を、携わった多くの方々を、大切に思う座長のまっすぐな思いが感じられました。

作品に対してここまで強く責任感を持ち、熱い思いで向き合っているやまだくんだからこそ、途切れることなく大きな演技のお仕事を掴むことができているのだと思います。

かっこよくて、泥臭くて、大きくて、眩しい。










わたしは、後ろで手を組むいつもの立ち方で堂々としている姿や、すっきりとしたお顔で穏やかに笑いながらインタビューに答える姿を、完成した映画の試写会やイベントなどで見るのがすきです。

ひとつの大仕事を果たし終えた後のそんな姿を見るたびに、やまだくんがまた新たな階段を上ったように感じられてしかたありません。







f:id:dear__mylove:20200305102529j:plain


第39回日本アカデミー賞の授賞式。
新人俳優賞を受賞したやまだくんは、岡田くんと二宮くんといっしょに壇上に上がったときにかけられた「おめでとう」の言葉が、人生でいちばん嬉しかったそうです。
最優秀主演男優賞に輝いたことのあるおふたりの背中を追いかけて、「俺もいつかは同じ場所に立ちたい」と口にするやまだくん。

俳優 山田涼介の歩む道が、素敵なものであることを願わずにはいられないよ。
そんなやまだくんの後ろ姿、一瞬たりとも見逃せない。見逃したくない!














これは、やまだ担としてのタイムカプセル。


ずっと変わらない「山田涼介らしさ」も、
これから作り上げていく、変わり続ける「山田涼介らしさ」も、
どちらもわたしにとってすきのかけらです。

自らの努力と成果によって次の大きなお仕事を掴んでいくやまだくんを見ていると、あまりのかっこよさにひれ伏してしまうんだ。
自分のだいすきなひとが、たくさんの方々に「このひとになら任せられる」と思われているのだと想像すると、嬉しくてびりびり痺れてしまいます。


数年後この文章を読んだわたしは、どんなきもちでいるのかなぁ…。
とびきりのわくわくを やまだくんがだいすきなきもちで包んで、このブログをていねいにしまっておくことにします。



f:id:dear__mylove:20200305101531j:plain:w360


                                          2020.3.5